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コペルニクNGO

目次

コペルニクはアフリカの貧しい人々の生活の質を向上させようと努力している国際的な非営利団体です。この団体のメンバーは人々のための教育イベントを企画・運営し、主要な社会問題を解決し、将来の開発プログラムのスポンサー候補を探すことを目的としているオープンマインドな人々で構成されています。

Screenshot from kopernik.info

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コペルニクについて

コペルニクは2010年にインドネシアのウブドに本部を設置して設立されました。創設者のトシ・ナカムラとエヴァ・ウォジコフスカは元国連職員です。二人は文明から遠く離れて生活する部族についての大規模な調査研究に取り組んでいました。タイ、東ティモール、インドネシア、シエラレオネなどの生活水準の低い地域を訪れる中で、貧困の多くは技術的な知識の欠如と人間の基本的なニーズを満たすための条件の不安定さによって引き起こされていることに気がつきました。

この組織はルネサンス期の著名な学者ニコラウス・コペルニクスの名を冠しています。コペルニクスの偉大な発見以来大きな革命が始まったように、科学技術の進歩を考慮して研究するという意味が込められているのです。コペルニクスの例にならい、ナカムラとウォジコフスカはアフリカにおける技術的および科学的進歩の発展に貢献する旅に出発したのです。

アフリカ諸国の開発に関する主なアイデアや提案の詳細は公式サイトに掲載されています。この組織が実施しようとしているプロジェクトは成果の明確なビジョンと達成方法を明示しており、一般的に以下のような項目の実現を目指しています。

  • 飲料水の浄化
  • ソーラーパネル
  • バイオ燃料
  • 土壌へのドリップ灌漑システム
  • 魚や他の動物製品の長期保存技術の開発
  • 浄水フィルター
  • 再利用可能な女性用パッドなどの個人用衛生製品

慈善事業への投資に関心のあるすべてのボランティアが寄付をすることができます。

2017年からコペルニクは緊急時、被災地に食料、マスク、部屋の換気装置などを供給する支援を行ってきました。これまでにロンボク地震、中央スラウェシ地震、スンダ海峡津波、アグン火山噴火などの被災地に対して支援を行っています。

組織の理念

コペルニクの主な目的は発展途上にある国々の貧困の撤廃、または大幅な削減です。

その目標を達成するために、主に次のような倫理観に基づいて行動しています。

  • 高いプロ意識
  • 実験
  • チームワーク
  • コスト、時間、資源の効率性

コペルニクでは生産や科学の様々な分野で経験を積んだ人材を求めています。特にオープンな心を持ち、人生を力強く歩むことを恐れずに面白いアイデアを思いつくことのできる、教育を受けた若者を切望しています。また最貧地域の人々のための飲料水や食料といった必需品に関する中途半端な措置や、お役所仕事的な遅延を一切認めないというポリシーを掲げています。

組織の原則

コペルニクはアフリカのコミュニティが抱える主要な問題についてモニタリングを行い、プロジェクトを支援する投資家を探しています。

実験

コペルニクは先進的な企業陣の支援を受けながら、人々の生活水準の向上に関連する重要な問題を解決するための革新的な方法を絶えず模索しており、分析と実験を行うことを常に念頭に置いています。

データ収集と分析

貧困国における全体的な進展に焦点を当てた技術開発は、高度な資格を持つ専門家によって監督されています。また過去のプロジェクトの成果や他の国際機関が実施したプログラムの評価など、重要な指標が考慮されています。

技術革新を導入する際には、インドネシアや東南アジア市場の安定性にも配慮しています。

技術の普及

現在、新しいアイデアや活動を開発する主な分野は、以下の6つに分けることができます。

  • 農業と漁業
  • 水供給と水処理
  • エネルギーと環境
  • 医療
  • 教育
  • 女性の経済的権利と機会の発展

コペルニクはこれまでに25カ国で約182195件の技術プロジェクトを実施してきました。貧困国の約611429人がこういったプログラムの開発と発展に参加しています。

コペルニクのチーム

プロジェクトで成功を収めるために、コペルニクのチームは一人一人が責任感を持って共同作業を行っています。現在チームには58人が在籍し、日々の目標達成に奮闘しています。しっかりとした意義を持って業務を分担し、複雑な状況に直面しながらも強靭なチームワークで一つ一つの問題を乗り越えています。

トシ・ナカムラ

コペルニクのCEO。国連勤務時代から国際社会に関心を持ち、アフリカ、アメリカ、インドネシア、スイスの緊急対応に成功している。データアナリティクス、マネジメント、防災、災害管理の分野での長年の経験が卓越したリーダーシップを高めている。

エヴァ・ウォジコフスカ

コペルニクの共同設立者兼COO。国連では発展途上国に関する事案を担当し、正義のために闘った経験を持つ。長年の経験と国家間政治学の修士号を持つ彼女の能力は、発生した問題の解決策を迅速に見つけ出し、投資家を探して組織をリードすることに貢献している。

アビゲイル・シュワルツ

オープン・ソサエティ・インスティテュート (OSI) のビルマ東南アジア・イニシアチブの副ディレクター。東南アジアの歴史と発展の修士号と法学博士号を所持。

組織の代表グループ

組織は以下の4つのグループに分かれています。

コペルニク・ソリューションズ

ニューヨークを拠点としており、全部門の効率的な活動を確保し、資金やリソースを生み出すことを主な事業としています。主要プロジェクトはインドネシア以外の地域に集中しています。

ヤヤサン・コペルニク

インドネシア財団で、実験設計、貧困削減プログラムの発表、投資家への働きかけなどを担当しています。

PT・コペルニク

インドネシアに拠点を置く企業で、市場の状況に応じて技術的なデバイスのプロジェクトを提供するためのコンサルティングサービスを提供しています。

コペルニク・ジャパン

日本企業とのパートナーシップの構築と安定性を高め、慈善事業の資金集めに特化した社団法人です。

個人投資家、国家機関、非国家機関からの全ての資金は、コペルニクのグループやチームの予算を決定する上で重要な要素となっています。

コペルニクのプロジェクト

2020年の活動の中でコペルニクは数十社のパートナー企業を獲得し、多くのコミュニティや国々を支援してきました。コペルニクはこうして成果を上げ続ける一方で、さらなる問題解決のためのソリューションを開発し続けています。

COVID-19 緊急時の対応

SIAP SIAGAとコペルニクの協力により「COVID-19緊急対応」と呼ばれる最新のプロジェクトが実現しました。このプロジェクトは東ヌサ・トゥンガラ州とバリ州でパンデミックに立ち向かう医師たちの安全と健康を確保することを目的としており、医師や患者のための個人用保護具や、失業した人々のための食料などを提供しました。

サステナビリティプランを通じた女性活躍支援

開発プロジェクトを通じて女性のエンパワーメント組織を支援することは、インドネシアにおける男女平等の権利に基づくコペルニクの複数年にわたるプログラムです。

この組織は女性の権利を守るためのセミナーや会議を頻繁に開催しており、フォーラムでは資金不足に関連する問題の解決策についても議論されています。専門家の活躍によりソーラーパネルやバイオ燃料など、貧困と闘うための多くの先進技術や解決策が女性に紹介され、主婦の生活を支えるための技術革新に加え、富裕国への製品販売も始められています。

パプアにおけるカカオ農業の改善とサゴの可能性の解放

このプロジェクトはカカオ栽培の環境改善に焦点を合わせています。サゴヤシやチョコレートの木の果実は世界市場で高い需要があるにもかかわらず、農家には十分な報酬を得るための資源が不足しています。

小規模農家の設備不足のため、低品質のカカオ豆やサゴの実が食品市場に出回っています。また農家は干ばつや害虫の問題に悩まされることが多く、自分たちだけでは解決できない問題に直面しています。

コペルニクが提示する解決策には以下のようなものがあります。

  1. 農業従事者を研修に参加させて、農業技術に関する理論的知識を提供する。
  2. 経験豊富な農業従事者には、新人農家を指導するように働きかける。
  3. ソーラーパネルを利用した高度な天日乾燥機や発酵容器を導入し、原料の保管条件を改善する。

2018年以来、コペルニクはこういったプロジェクトに取り組んでおり、世界中がより良く暮らせる場所になるという野心的な目標を掲げて、日夜懸命に努めています。

パートナー

50社以上の企業と協力して、コペルニクは支援を必要としている人々の発展に役立つ製品や技術の提供を行っています。以下はコペルニクに協力した企業のリストの一部です。

  • 1000 Days Fund
  • ZM
  • Ahimsa Brands
  • ACAHD
  • Advance
  • Akarumput
  • Ahmad Tanzi

コペルニクのパートナー企業の全リストは、公式サイトのkopernik.info/からご覧いただけます。

寄付のお願い

ボランティアの皆さんは公式サイトで寄付をすることで、発展途上の国に貢献することができます。まずはサイトでご登録いただき、5ドルからの寄付を受け付けています。慈善プログラムを指定することも可能です。今後行われる予定のプロジェクトについて知ることもでき、すぐにサポートすることもできます。また毎月、一定額を寄付するシステムもあります。決済はオンラインバンキング、銀行送金、ペイパルで受け付けています。

お問い合わせ

何かご不明な点やご意見がございましたらお気軽にお問い合わせください。

インドネシア・オフィス

住所:Jalan Raya Mas、Mas、Ubud、Kabupaten Gianyar、Bali 80571
電話:+62 361 9082486

アメリカ・オフィス

住所:228 Park Avenue Suite#73293 New York, NY 10003
電話:+1 347-587-8687

メール:comms@kopernik.info

公式サイトのお問い合わせフォームを利用すれば3営業日以内に回答いたします。

すぐに回答を得たい場合はメールをご利用ください。なおソーシャルネットワーク上でもコペルニクについてお知りになることができます。